咬合再建
- 多数の歯が重度に悪くなってきている方
- 歯の治療も含め、かみ合わせの修正が必要な方
インプラントはしっかり力をかけることができるため、噛み合わせを再建するのに非常に適した治療方法です。またインプラントは入れる方向を工夫することで、かみ合わせを修正することも可能です。
例)インプラント治療後、硬いものや弾力のある、お煎餅やたくあん、タコなど食べられるようになった
部分的な歯並びの不正
インプラントを用いることによって不正咬合の治療期間を短く、他の歯に侵襲を加えずに治療できる場合があります。また、自分の歯の軸はそこまで移動はできない症例でも、インプラントを用いることによって、根元の方向を変えて最終的には歯並びを局所的に改善できる可能性があります。
例)右上3埋伏歯の炎症および右上2の損傷リスクが在ったため、右上3抜歯してインプラントを行った治療
右上3埋伏歯の炎症および右上2の損傷リスクが在ったため、右上3抜歯してインプラントを行った治療
インプラントを用いた矯正治療
インプラントは骨と結合し動かなくなるため、この特徴をいかすことにより、従来では矯正治療で何年もかけて治療していたところを、不正咬合に対してインプラントを用いることによって治療期間を短縮することが可能な場合があります。
重度の歯肉退縮がある歯
インプラントをすることで歯肉退縮を改善させることができます。
先天欠損
歯の先天欠損がある場合、いずれ乳歯が抜けて永久歯の欠損しているところにスペースができる可能性があります。この場合、矯正治療でスペースをクローズすることがあります。ただ、この際に歯を寄せるのが難しい、歯自体が悪くなる場合があります。 そうした場合には矯正治療だけではなくインプラント治療を行っていくことで治療効果は上がります。
例)大人の歯が先天的になく、乳歯が悪くなり、抜歯してインプラントで治療
インプラントを用いた歯の矯正治療
歯が悪くなって弱っている場合、矯正治療を行うと歯牙に負担がかかり、リスクが上がります。そのため、インプラントを用いることで、予後不良歯の改善と歯並びの審美治療を同時に行うことが可能です。
例)奥歯がないと矯正治療が難しくなるため、インプラントを利用することで矯正治療をやりやすくした
このように奥歯にインプラントを入れることで噛み合わせを回復でき、インプラントは前歯を矯正整えることにも利用できます。
入れ歯→インプラント
入れ歯による吐き気が強く、入れ歯が使用できず噛むことができなかったが、インプラントにて治療を行うことで咀嚼を改善できた治療
入れ歯→入れ歯+インプラント
入れ歯が安定せず、吐き気や痛みで噛むことができない方に、入れ歯の下にインプラント治療を行い、しっかりと噛むことができるようになった治療
インプラントを使用した義歯治療の詳細
骨が1mmしかない方へ行ったインプラント治療例
交通事故にて前歯が割れた方のインプラントによる再建
交通事故にて前歯が割れた方のインプラントによる再建
骨幅が2mm程度であったが、骨増生してインプラント治療を行った
ブリッジの歯が破折し、さらなる欠損が拡大した症例