「朝焼けの富士山」
2010年新しい勉強をはじめました
ここのところ毎週日曜日,東京まで日帰りを続けています
朝6時2分松本発の「あずさ」にのります
窓の外はまだ漆黒の闇で夜の明ける気配もありません
岡谷をすぎて諏訪にはいるころから
右前方に開けた山肌に沿ってわずかに赤くなっていきます
後方はまだ闇です
やがて夕焼けのように空の赤みが増し
燃えるような赤から
紫紺そして深い蒼へと空の色が変わっていきます
驚くことに
諏訪から富士山が見えるのです
富岳36景にも似たすこし縦型の美しい富士山です
そして富士見をすぎ小淵沢にはいっってくると
富士山はもうすこし、おだやかな優しいラインをみせるようになり
あずさの窓の右に見えたり左にみえたりしながら
甲府までいっしょです
富士山はとても均整のとれた美しさですね
険しく岩肌を朝焼けに染め出す
甲斐駒ヶ岳とは対照的です
思えば日本人ですね
やはり富士山をさがしてしまうのです
東京出張のささやかな楽しみです
富士山が見えなくなると
おもむろに本やパソコンをとりだし
日頃できない仕事にとりかかるのが
定番となりました