キャンプもそろそろ終わり平成13 10
皆様、最近家族でどこかに出かけられましたか?
我が家ではここ数年、毎年キャンプをするのが習慣になっております。
最近は子供が大きくなってきたこともあり、
今年で最後だ、終わりだと女房と二人で話しております。
初めてキャンプをしたのは朝日村の野俣沢林間キャンプ場でした。
ここは連休など穴場的な場所で、設備も良く快適なキャンプを楽しめます。
当日、とにかく家族でキャンプするのは初めてだったのでカセットコンロ、ナベカマ、毛布など、考えつく物すべてを車にいっぱいに詰め込んで出かけました。
当時キャンプ道具はテントしか持っていなかったので、到着してから少し雨が降った時には非常に困りました。
薪に火がつかないので、ご飯を炊くことが出来ないのです。仕方なく、管理棟の軒先を無断でお借りして食事の用意をすることにしました。もちろん薪を使うことは出来ないので、イワタニのカセットコンロを使うことにしました。ところがコンロは風に弱くて煮炊きが思うようにできません。幸い焼き肉をしようと七輪を持っていたので炭に火をつけご飯を炊き、お湯を沸かし、やっとご飯にありつくことが出来ました。
もちろんテーブルやイスなども無かったのでブルーシート一枚の上に座ったり寝ころんだりしてすごしていました。
こんな質素なキャンプでしたが、夜になってたき火を囲んだ時は、大変に感動いたしました。ゆらゆらと揺れる灯りに照らされた家族の顔を見ながら、飲むお酒は本当にうまかったですね。
子供たちもたき火を囲むと普段よりいろんな話をしてくれました。
でもキャンプで寝るのは最初はちょっと苦労しました。布団と違い、地べたの硬いこと。明け方の寒いこと。そしてテントの狭いこと。
それからここのキャンプ場は川のすぐ横にあるんです。ざーざー、ごーごーという川の流れの音が一晩中聞こえ、なかなか寝つけませんでした。
初めてのキャンプは2泊3日で行きましたが、とにかく火をおこして、ご飯を作って、寝て、また火をおこしてご飯を作って寝るのくり返しで終わりました。
特別なことは何もしないのですが、なんとなく楽しい、なんにも考えないという普段では考えられない貴重な時間でした。
キャンプは普段家庭で肩身の狭い思いをしているお父さんにはお勧めです。何でも家族の先頭に立って行動出来ます。テントを張って、ロープを張って、薪を集める。決め手は火をおこすこと。マッチ一本でたき火をつければ家族の見る目が変わります。飯ごうでご飯を炊く。これで子供も尊敬してくれます。ただし絶対にご飯炊きは失敗しないようにして下さい。たった一回の失敗で家族にずーっと冷たくされます。
今年はもう秋も深まってキャンプをするには少々寒さが身にしみる季節になりました。あともう少しでいいから、子供がキャンプにつきあってくれないかと思うこの頃です。