ビジネスマナーセミナーに出席しました

はじめまして。
４月から鈴木歯科医院で歯科衛生士をしておりますNです。
４月23日、24日に岩下宣子先生のビジネスマナーセミナーに
出席しました。
岩下先生はマナーに関する著書を７０冊以上書かれている一流
の先生で、先生のお話はとても分かりやすいものでした。
セミナーは、まず「マナーとは？」を、先生が体験された素敵な出来
事を交えながら教えていただきました。
その素敵な出来事というものが本当に素敵なものばかりでしたので、
特に印象的だったものを紹介します。
先生が電車に乗られたとき、近くの座席に若い女性が座っていた
そうです。
その女性の目の前にご年配の方が立たれたので、女性は席を譲ろう
と声をお掛けしたのですが、ご年配の方は『まだ席を譲られる年齢で
はない』と怒ってしまったそうです。
その時、その女性はすぐに『申し訳ございません』と謝罪したそうです。
そして、『失礼ですが、私よりお目上の方のようでしたので、席をお譲り
しなければならないと思ったまででございます』と続け、その結果、ご年
配の方に座っていただいたとのことでした。
その女性は親切心でお声を掛けたのだと思います。しかし、結果として
相手の方に不愉快な思いをさせてしまいました。
そのことをまず謝罪し、その後きちんと自分の考えと伝えた女性は、
自分たちの姿を客観的に捉えられ、相手の気持ちも考えられる大人の
女性だと思いました。
この若い女性というのが２０代の方だったそうです。
私と同年代であるにもかかわらず、このような対応ができる方がいると
いうことは衝撃的でした。
セミナーではHow toをよく教えていただきますが、その道のプロの方に
『自分はこうしている』と言われても、それはプロだからできるのであって…
と考えてしまうのですか、たまたま電車で乗り合わせた同年代の方がやっ
たとなると、自分もできるかもできるかもしれないと思えます。
その後は、挨拶、名刺交換、言葉遣い、電話の受け方・掛け方について
学びました。
どの項目も講義を聞いてから実際に行ってみるという順番で教えていただ
きました。
実際に行う前に講義を聞いているので、何をしなければならないかは理解
していたはずが、いざ行うとなるとどうすれば良いか分からなかったり、分か
ってもうまく言葉が出てこなかったりと、想像以上に難しいことが分かりました。
今回、セミナーに参加して学んだ最大のポイントは、マナーは気持ちの問題
ではあるかもしれないが、日常的に取り入れていないと使いこなせないとい
うことです。
そして、マナーを日常生活に取り入れることは、特別なことではないということ、
マナーを使いこなすことでもっと生きやすくなるかもしれないということも学ぶこ
とができました。
今回のセミナーを機会に日常生活でもっとマナーを意識していきたいです。