台湾に研修旅行に行ってきました

年末に台湾に鈴木歯科医院研修旅行に行ってきました。

毎年１００万人を超える日本人旅行者が訪れる台湾。

なかでも、主要都市の台北は世界でも指折りの博物館や超高層ビル・

色彩豊かなお寺など日本にいたらまず体験できない素敵な場所が

たくさんあります。

マンゴーや台湾茶などのグルメも満載で、出発前から楽しみでした。

一日目は、羽田空港から出発し台北に到着するとすぐに九分に向かいました。

九分は、台北の北東約４０ｋｍの山間に広がる街です。

１８９０年に金鉱が見つかったことで一時期は栄えましたが、金鉱が枯渇する

のと同時に衰退しました。

その後、映画「非情城市」のロケに使用されたのをきっかけに注目され、

昔懐かしい建物や街並みが美しい台湾屈指の観光地になりました。

九分では、有名な店先の赤提灯は残念ながら見ることは出来ませんでしたが、

九分観光の入口に入ると、細い路地の両脇に屋台がずらりと並んでおり台湾独特

の雰囲気を味わうことが出来ました。

また、映画「非情城市」に登場したことでも知られている茶館「阿妹茶酒館」にも

行きました。

テラスからは何も遮るものが無く、太平洋や山々がとても綺麗でした。

また、絶景の中で飲むお茶の香りと味は格別で、手作りスイーツとの相性も抜群でした。

二日目は、最初に台北屈指のパワースポットの龍山寺に行きました。

龍山寺は、１７３８年に創建された台北最古の寺院で、最も格式が高いと言われています。

正殿と三川殿には仏像、後殿には道教や民間信仰の神像が祭られており、

この寺院だけで様々な願い事が叶うそうです。

龍山寺では、縁結びで有名な「月下老人」にお願い事をし、おみくじを引くことにしました。

おみくじの引き方も特殊で、料金は掛からないのですが引くまでに時間が掛かりました。

その方法は三川殿に立ち、名前・住所・職業と占いたい事を伝えます。次に半円型の「聖茭」

を二つ投げます。これが、表裏になるまで投げます。また、三回投げて表裏が出ない場合は、

今日は引かない方がいいという事らしいです。

表裏が出たところで、くじを引きます。番号を確かめた後、このくじの番号で本当にいいのか

先ほどの「聖茭」を使い確かめます。

また表裏が出たら、三川殿内の引き出しから該当番号のおみくじを引いて終了です。

私は、残念ながらおみくじを貰うことが出来ませんでしたが、「月下老人」の所にある赤い糸を

貰うことができました。

次に向かったのは、中正記念堂です。

中正記念堂は、市街中心に広がる２５万㎡という大きな敷地に、蔣介石の功績を讃えるため逝去後

に建設された記念公園です。

建物の中には、文物展示室や蔣介石像などの歴史資料がたくさんありました。また、ガイドさんから

建物や像にまつわる時代背景などを教えていただき、台湾について知ることができました。

次に、衛兵交替式を見学するために忠烈祠に移動しました。

忠烈祠は、１９１１年の辛亥革命から現在まで殉死した英霊３３万を祭る台湾当局管轄の祭祠場です。

この英霊が眠る神聖な地で微動だにせず立ち続ける海・空軍の精鋭たちが、１時間に一度行う交替式は、

一糸乱れぬ行進と華麗な銃剣さばきに正面から見学していたのですが、圧倒されました。

また、また、高々となる軍靴の音も迫力満点でした。

交替式を見学した後は、中国茶の試飲をさせていただきました。

お茶の入れ方を教わりながらいくつか試飲させていただきました。東方美人茶や凍頂烏龍茶など、

飲みやすく健康にいいお茶ばかりでした。

また、お茶菓子としてパイナップルケーキやドライマンゴーも試食させていただきました。

パイナップルケーキは、１００％のパイナップルジャムを使用しているとのことで、程よい酸味と

甘さがあり美味しかったです。

一通り見学し、ちょうどお昼も近づいてきたころ小籠包で有名な鼎泰豐に昼食を取りに向かいました。

ニューヨークタイムズ紙で、世界の１０大レストランに選ばれた経験も持ち、海外にも支店を構える

超有名店。お店の前は、人で溢れ返っていました。

中に入り、料理を待っている間に店員さんがタレを作ってくださいました。

つけダレの黄金比率は醤油１：黒酢３なんだそうです。また、小籠包の美味しい食べ方についても

教えてくださいました。まずは、皮に小さな穴を開けてスープを飲みます。次にタレにつけて、

針生姜と一緒にいただきます。こうすることで、２度おいしく食べられるそうです。

スープは、濃厚なコクがあり豚のひき肉の香りが口いっぱいに広がりとても美味しかったです。

また、皮はモチモチとしていて弾力があり中の餡との相性も抜群でした。

他にも、エビシューマイやエビチャーハン・餡子の入った豆沙小包など美味しい料理に舌鼓を打ちました。

デザートには、近くにある芒果皇帝でマンゴーのかき氷を頂きました。

かき氷はボリューム満点で、一皿で３人分はあるのではないかという大きさでした。

また、マンゴーと甘いミルクで作った柔らかい氷が口の中ですぐに溶け、とても美味しかったです。

三日目は、いよいよ台湾とお別れの日となりました。

主に台北を中心とした観光でしたが、観る・買う・食べるの要素が充実しておりとても濃い２日間

となりました。また、台湾の歴史を知ることができましたし、何より台湾の人の優しさに触れる

ことが出来たと思います。

今度は、もう少し時代背景や言葉など勉強してから行ってみたいと思いました。