マナー日記

和室のマナ-実習

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松本市 鈴木歯科医院 鈴木さゆりです
「青木孝子先生」主催の好生館マナ-研究所で助手をつとめております
8月27日
好生館マナ-研究所
「マナ-講師養成講座」
3期生和室のマナ-が
勤労者福祉センタ-和室にて行われました
通常は松本城近くの松竹亭で行われるのですが
今回は場所の確保ができず勤労者福祉センタ-で
受講生の皆様は皆様お仕事をなさっている方ばかり
お仕事の後のお勉強には頭が下がります
和室のマナ-は
あまり実習のチャンスがないということもあり
養成講座のメインイベントとなっておりあます
戦後欧米文化の定着により
和室はフロ-リングとなり
座布団はソファとなり
お布団はベッドとなり
日本人の生活もずいぶんの変化しました
それに伴い「和」の生活文化がうすれつつあります
その文化を継承していくのもマナ-講師養成講座の使命でもあります
はずかしながら
我が家にも畳の部屋がありません
ですから
マナ-のどの分野が苦手ですかときかれれば
迷わず和室のマナ-ですと答えてしまいます
普段することのない動作が多いので繰り返しの実習が大切ですね
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さて「和室のマナ-」夜部のクラスをお手伝いさせていただきました
今回は和室の訪問マナ-
手みやげの包み方
手みやげの渡し方
玄関の上がり方から
和室での挨拶のしかた
座布団の上がりかた・降り方
おいとまの仕方などを
流れの中で実習しました
今回の講師は好生館マナ-研究所助手に犬飼先生です
①手みやげの包み方で
風呂敷の扱いかた
風呂敷は包み方もたたみ方もあります
包み方は
・平包み(一番正式とされる)
・お使い包み
・かくし包みです
今回は平包みでで訪問の実習をしました
「のし」のかかっている手みやげはのしの頭が「左」に売るようにつつみます
風呂敷はたたみ方もきまっています
決まったたたみ方をしないと
変なところに折り目がついてしまいます
また広げたとき、きれいにひろがりません
②玄関の上がり方
玄関の上がり方には
真(一番正式な上がり方)
行(普通の上がり方)
草(普段の上がり方・勝手口など)があります
真はそのまま上がり
膝をついて自分の履き物をなおします
右手を逆手にして靴を持ち
方向をかえます
いったんおいたあと玄関の下座(下駄箱側)
またはご家族の靴がない方へよせます
膝をつくさい家人におしりをむけません
目線はなるべく高く保ちます(足下ばかり見ません)
③挨拶の仕方
玄関では正式な挨拶をしません
和室に通されて初めてご挨拶をします
挨拶も
真(正式な挨拶45°)
行(普通の挨拶30°)
草(簡単名挨拶15°)があります
座り方
背筋は伸びていること
目線はまっすぐ前をみえていること
腕はながれるような曲線を描いていること
手は膝の上で八の字になっていること
草の挨拶
八の字の指が膝頭で合い
指先がたたみにつくくらい
背筋はまっすぐのまま15°の挨拶をします
挨拶は洋式と違いゆっくり下げゆっくりあげます
頭を上げるとき
手はもときた道を戻り
膝の上で八の字にとまります
行の挨拶
指の第二関節がたたみにつくくらい
あまり指を膝からはなさない
30°のお辞儀
挨拶ののべるときは
草の姿勢で挨拶をのべ
行の挨拶へかわる
真の挨拶
額の真ん中で三角をつくり
その三角を畳におろした場所が指を付く位置
てのひらまで畳に付く
挨拶は45°
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③手みやげの渡し方
手みやげは下座におき
手早くふろしきからだす
ふろしきはまとめながらあける
正面を自分にむける
右手で手みやげの上
左手で手みやげの下をもち
時計回りにまわす
*この際右手先、左手後のほうがきれい
手みやげをいったん止め
もう一度
右手で手みやげの上
左手で手みやげの下をもち
時計回りまわし、相手に正面をむける
ひじりながら
一歩前にでる
手みやげをおわたしする
畳の上をひきづらない
一歩さがる
「お口に合うとよいのですが」などをのべる
うけとった家人は
「けっこうな物を頂戴いたします」等といい
土産を上座へ置く
家人は「どうぞ座布団をおあてください」とすすめる
土産を持ち退座する
そのあいたに
訪問側は座布団をあて
ふろしきをてばやくたたむ
④座布団の上がり方・降り方
行の上がり方・降り方
座布団の後ろにたち
そのまま膝をつき「蹴座」になる
足の指をかえし
正しい位置までにじる
おりるとき
にじって座布団からさがる
足の指をかえし
そのまま座布団の後ろにたつ
真の上がり方・降り方
座布団の下座側(左としましょう)にすわる
右手を座布団につき
膝を座布団にのせる
座布団の対角線に両手をつき
そのまま座布団いあがる
座布団のまえ左右に両手をつき
身体の方向をなおす
降り方は
下座側の手をつき
下りたい方向に膝をむける
身体をねじって座布団の対角線に両手をつき
身体を座布団からはずす
座布団がわのてをつき身体の方向をなおす
たつときは
足の指をかえし「蹴座」になる
右膝をたてる
右足のかかとと
左足のつちふまずがついていること
そのまままっすぐ立つ
右足をひく
和室のマナ-はほとんど実習で
以上のことをくりかえし繰り返し
時間いっぱい練習いたしました
受講生の皆様方
筋肉痛になってしまったかもしれませんね
和室のマナ-で一番大切なのは
目線
気を付けなければいけないことばかりで
ついつい目線が畳におちてしまいます
まっすぐ前をみてやれば
背筋ものびます
最後には皆様完璧な姿勢・マナ-になられてました
お疲れ様でした
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