村岡三千雄先生 研究会で講演
先日医療国際認証技研の村岡三千雄先生に
改正医療法の作成者の見解と対策・歯科経営とマネジメントシステム
というタイトルで研究会で講演をおこなっていただいた。
要旨
1、
平成19年4月に施行された第5次改正医療法の「医療安全に関する規定」に関し、
作成者である厚生労働省の担当官より説明と対応の詳細を聞いて参りましたので
ご報告いたします。
特に「医療安全に関する文書の要求」「医療機器の点検の範囲」「医療安全の研修
の要求度」に関しては、法律文書ではかなり曖昧な表現ですので担当官の考える
対応を掘り下げて確認しました。
2、
ISO9001:マネジメントシステムは医療分野においては医療レベルの認証やサー
ビスレベルの基準と認識されている場合が少なくないようですが、本来のISO9001
のマネジメントシステムは経営効率の向上と組織強化が目的なことはあまり知ら
れておりません。
正しいマネジメントシステムをどのように歯科経営につなげていくかを実例を
元にご報告いたします。
結論
1、改正医療法の対応は難しくとらえることではなく、日常の業務の延長で対応
可能である。
2、正しいマネジメントシステム(ISO9001)は、歯科経営を強化することに有用
である。
席上、ISO9001を取得することにメリット、デメリット、反対、
賛成等様々な意見が出て大変に盛り上がった研究会となった。