院長ブログ

1アメリカ歯科事情2

今回、ロサンゼルスでいくつかの歯科医院を見学しいろいろなことを研修させてもらいましたが、どの歯科医院もとても個性的です。
超高級から一般的までとてもいろいろな形、技術を売り物にしているようです。
アメリカでは、歯の根を治療する専門医、歯周病だけを治療する専門医、歯を被せる専門医、全部やる歯医者等いろいろな形態をとっています。
公的保険がありませんので、保険も所得、個人の考えにより千差万別です。ただし収入が全くない人や、ご老人などは公的保険が支給されるようです。
日本のようにどこに行ってもある同じ基準の料金の技術の、設備の治療を受けられるというわけではありません。定食屋でいうところの松竹梅です。それぞれの収入、病気の程度、入っている保険の種類で、治療を受けられる内容、歯科医院が違っています。
ビバリーヒルズにあるDrスチュアートのオフィスには驚きました。
ここは歯科の高級店、セレブが通院する医院です。場所はビバリーヒルズのど真ん中の高級なビルの中にあります。このビルは12階建てで医科。整形外科、歯科、美容関係のオフィスが多数入っており、ビルの入り口はまさに高級なホテルのそのものの作りになっています。日本のように看板、案内版などはありません。 患者さんは自分の目的の各階のオフィスにエレベータに乗っていきます。9階にDrスチュアートの歯科オフィスがあります。入り口にはわずか20cmほどの金属のプレートにここが歯科医院であると書かれてあるだけです。何の宣伝文句も、治療科目も書いてありません。隣近所にも他のオフィスがありますが、ドアも金属プレートも全く同じで、よく見ないと何のオフィス か分かりません。DSCN22151.jpg%EF%BC%981.jpg
しかしドアをあけて、待合室に入ると、まるで超高級ホテルか、お金持ちのお宅のようなソファ、机、調度品、絵画等が置いてあります。とにかくセンスよく、すっきりとしかもすごく高級です。長椅子はとてもよいクラシックなものがおいてありました。
ここはビバリーヒルズの社長や、ハリウッドの俳優などが治療に通ってくる、超高級な歯科医院なのです。お口全体の治療が総額600万円ということもよくあるそうです。
治療システムも日本とは違います。ここは補綴専門医、つまり歯を削って型を取って、被せることを専門にしている歯医者さんです。設備、もこれに特化したものをそろえていました。自分のところでは出来ない治療は、同じビルにあるほかの歯医者、医者に紹介して治療するという、とても合理的なシステムです。つまり超高級な審美的治療はここのビルに来るだけで受けられということです。
従って、マスコミにもとても有名で、このビルにはテレビの取材なども、よくくるともいっていました。新しい患者さんは、ほとんどが既存の患者さんの紹介でくるそうです。
日本と違い、とても静かで落ち着いた雰囲気で 治療されているようです。
患者さんへの院長室での説明、契約書のサインなど日本とはまるで違います。
しかしとてもスマートでカッコのいいものでした。

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