日々の医院

2010年沖縄研修旅行

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今年の鈴木歯科医院の研修旅行のため沖縄に行って来ました。
今年の目的は2つあり、1つは1945年の沖縄での戦場を訪ね、
日本の過去と今日と未来をスタッフ全員で今考えてみるということ、
後1つは日頃の業務から自己を解放し、ねぎらうということだ。
さて朝6時45分羽田発の飛行機で定刻どうりに9時に那覇空港に到着した。
スタッフ全員でそのままレンタカーを借りるため、営業所へ、向かいました。
暑い暑い、、真夏です気温は31度。
まずは沖縄の南部にある平和記念公園へ向かいます
公園の入り口で事前に案内をお願いしていたボランティアガイドの吉嶺さん
に合流し、第二次世界大戦時に国内唯一の戦場になった沖縄について、実際
の体験談を交え、当時の沖縄、日本の状況、戦争の本当の悲惨さなどを、
当時の最後の激戦地であった摩文仁の丘、日本軍の司令部跡、戦没者の慰霊碑
などをみながら、研修していただきました。
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当時沖縄はアメリカ軍の上陸まえから、すでに食べ物が無く虫でも、
カタツムリでも、ススキでも食べられるものはすべて食べたことなどをさら
りと語られ、医院のスタッフ一同ショックを受けました。
しかし本当に恐ろしかったのは上陸後、沖縄人一人に560発もの弾丸が
撃ち込まれ、爆発で地上の建物、植物はすべてなくなり、珊瑚の岩だらけ
になったこと。そして、前からは陸上の部隊、背後の海からは軍艦、空から
は飛行機の攻撃を受け続けたこと。
その中で吉嶺さんは当時中学1年生、裸足で逃げまどい、水を求め次々と人
が死んでいくのを目撃したそうだ。
そして最後は死体の山のなかで、腐乱した死臭の中でもなにも感じなくなっ
てしまったそうだ。
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あまり知られていないが、当時のアメリカ軍には日本人の絶滅許可証が出て
いたそうだ。
戦争の本当の恐ろしさは人間が人間でなくなることだとおっしゃっていた。
しかもこれは敵も味方も関係ないそうだ。
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 戦いが終わっても、当時の日本人はアメリカ軍に捕まると女はすべて辱め
を受け、耳や鼻をそがれると教育されていたため、隠れていた穴から出れな
いでいて、ガソリンをまかれ焼かれて死んだ人も多くいたそうだ。
最後、捕まった時にアメリカの兵隊にもらった鳥の缶詰の味が忘れられない
とおっしゃっていた。人生でいままでいろいろうまいものを食べてきたが、
これ以上のものにはまだ出会ったことはないそうだ。
最後に戦没者の慰霊碑、特攻隊の慰霊碑、長野県人の慰霊碑に合掌して平和
記念公園を後にした。
戦争を知らない我々の世代には大変にショックな話の数々でした 。
海も空も本当に美しい場所でした。
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