ISOの継続審査が終わりました
ISOの継続審査がおこなわれた。
審査員は前年と同じNQAの審査員と技術委員の名誉教授だ。
まずは医院のスタッフの審査、一人一人、医院の品質管理目標、教育計画の達成具合、是正処置、ヒヤリハットなどに対するインタービューをおこなった。
数日前から結構緊張気味のスタッフであったが、一生懸命対応していた。
さて次は、1日目のメインイベント診療の審査がおこなわれる。
普段の診療の様子を審査員と技術審査員のお二人が見守る中、患者様の診療をおこなった。
通常、歯科医は他の歯医者に見られながら診療をおこなうことは全くない。
しかも相手はもと教授、とてもとてもやりにくい。
患者さんが口を開けているところまで、のぞき込んでまで診療の様子を見られ、いささかまいりました。
消毒コーナーではもう一人の審査員が滅菌のことをしつこく質問されている。スタッフは熱心に質問に答えている。
患者さんは次から次へとやってくる。入れ歯の痛みを訴える人、歯の痛みを訴える人。
歯ぐきが腫れた人。
普段は気がつかないが、いろいろな痛みを訴える患者さんがやってくる。
なかなか時間が終わらない。妙に長く感じる時間でした。
さて2日目は昨日の診療の様子を参考に文書審査が9時からはじまる。
診療のマニュアルは実態と合っているか。変更点、スタッフに聞き取った結果との矛盾点を経営方針、各種報告書を見ながら細かく指摘される。
昨今の世情もあり、医療器具の取り扱い、滅菌等の業務管理は特に細かくチェックしていた。
さらに患者対応などは分厚いヒアリアハット報告書、不適合報告書等を見ながら、
一件、一件内容、事後の対応、是正処置、結果、見直しまでチェック指摘が入る。
さらに院長にたいし、コンプライアンス(法令順守)経営、マネジメントシステムなど、
的確な審査が行われた。
また医院内の各種文書のチェック、患者満足の現状、データ分析の結果などもかなり細かく審査、不明点などを質問され、いささか参りました。
また技術委員の先生から、診療の方法、技術、使用材料などについても次々と強いアドバイスが出て、ものによってはダメ出しをされ、少々気落ちをする場面もありました。
夕方、すべてが終わりクロージングのミーティングが終わり、やっと審査が終わりました。
この一週間本当に疲れました。
今回は不適合は一件も無くすみました。
でも次回はどうなるんだ?なかなかキビシイものですね。
明日からまた新たなPDCAサイクルを回していきます。