PDCAサイクル
本日はISO 取得の作業のなかで一連の文書の確認と
マネジメントレビュー(見直し)のインプットとして
使用されるパフォーマンスレポートについての講習をおこなった。
現在各報告書が鈴木歯科医院では順調にあがって
くるようになり、スタッフの意識もあがってきているが、
その処理については是正処置が必要なのか否か迷う場面も多くある。
本日は一つ一つコンサルタントにチェックしていただき
処理の方法などのアドバイスをして頂いた。
また先日おこなわれた監査の講習会の復習もしていただいた。
本日の気づきはPDCAサイクルである。
今までも鈴木歯科では一年の計画を立て実施をし、
年末に評価をしてきた。
しかしこれは単年度に終わることが多く、
前年度の評価に基づく次年度の改善とそれに伴う計画に
結びつくことが明確におこなわれてこなかった。
また問題が必ずしも文書で明確化されていないため
曖昧な実施と改善で終了してしまうことが多かった。
ISO を取得実施することでこの部分が明確にされたことは間違いないと思う。
PDCAサイクル
ISOマネジメントシステムで要求事項として提示されている
経営管理の基本的手法。
Plan(計画)→Do(実施)→Check(評価)→Act(改善)
のプロセスを順に実施し、Actをさらに次のPlanに反映して
システムを循環させる継続的な改善活動モデルとなっている。
Plan(計画)は、経営者が策定した方針に基づいた目標の設定、
目標達成のための計画策定、責任・権限の決定、マニュアル、
手順の作成及び文書化などを行う。
Do(実施)では、Planで策定された計画をマニュアルや手順に
従って実行する。
またそれにともない、教育・訓練などもこの段階で行われる。
Check(監視・計測・分析)は、実施状況の監視・測定、
内部監査などにより、活動・業務改善のための評価・分析を行う。
Act(改善)は、Checkの評価・分析の結果、問題点が発見されれば、
発生原因の除去による再発防止策として是正処置を、
問題発生の未然防止策として予防処置を取る。
それらの情報をマネジメントレビューにインプットし、経営者によって
システムや計画の見直しが行われる。
その結果を時期のPlanに反映させる。
このようにPDCAサイクルの各プロセスを繰り返し実施し、
組織が目標を達成する力を継続的に改善させていくことを
マネジメントシステムは求めている。
「アイソムズ」2006.4月号
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